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2014年10月22日水曜日

【音楽鑑賞】九響・ラフマニノフ交響的舞曲


第336回定期演奏会
ブリバエフのロシアと東欧の音楽

指揮:アラン・ブリバエフ
ピアノ:萩原 麻未
管弦楽:九州交響楽団
コンサートマスター:近藤 薫

フランツ・リスト:交響詩「レ・プレリュード」
フレデリック・ショパン:ピアノ協奏曲 第1番ホ短調 作品11
セルゲイ・ラフマニノフ:交響的舞曲 作品45

今回もロビーコンサートから。ボロディン弦楽四重奏曲第2番より第1楽章。
ヴィオラ・猿渡さんの音色に深みがあり、とても素敵です。この曲の場合は伴奏系主体になりますが、全体のサウンドにも深みと厚みを持たせていました♪

1曲目、リストのレ・プレリュード。ピアニストであるリストは、同時に交響詩の創始者。そんなリストの人生観が盛り込まれた作品です。壮大で優雅ですよね。
そりゃ、ピアノ弾けてオーケストラの作曲ができるなら、、、壮大で優美な人生で、それを外にアピールしても周囲に認められますよね、、、(ヒガミっぽい?)
冒頭の弦楽器の静かなメロディから、木管、金管が入り、人生の大海原へ漕ぎ出していく。そしてハープがいいスパイスでした♪九響は木管・金管上手ですよね。

2曲目、ショパンPコン1番。普段でも好きでよく聴く曲ですが、萩原さんのピアノが情熱的でとってもとっても素敵!彼女の世界が冒頭から溢れ出すように表現されていました。ブラボー!!
ちなみに、私は2楽章が大好きです。アンコールの「子犬のワルツ」もとても素敵でした♪

3曲目、とーっても楽しみにしていた、ラフマニノフ・交響的舞曲。ラフマニノフの亡くなる3年前の作曲で、アメリカに渡ってから「ロシアロマン派」プラス色々なエッセンスを盛り込んでますよね。
1楽章の初めの方からサクスフォンのソロを入れてくるところが、とても斬新。弦楽器とピアノで室内楽的な部分もあり。
2楽章のワルツ(コンサートマスター・近藤薫さんのソロも素敵でしたね♡)
そして、3楽章の気合を入れて「ぶきょく!」って感じでドラが響いて終わる。最初から最後まで、退屈にならない曲で楽しかったです♪やっぱり、CDより生演奏がベスト!!

指揮者のブリバエフさんも、情熱的だけど冷静でとてもよかったです!アクションも大きいから演奏者が見やすそう・・・。