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2011年9月17日土曜日

霧氷

盆休み明けの週末に、主人の伯父宅にお邪魔しました。
伯父は四年ほど前まで大阪の千里中央(マンション)に住んでいて、盆休み中に読んでいた、宮部みゆき著「火車」に千里中央のマンションが出てきた話をしたら、文芸話に花が咲きました。

さすが、出版社の社長をしていた伯父、出版社に勤めていた伯母。いろんな本を読破していました。
たまたま藤沢周平の話になったら、
「藤沢周平読みたい?では貸してあげるよ」と言って、本棚の一段に並んでいた単行本を丸ごとを貸してくれました。

時代ものは畠中恵著「しゃばけ」シリーズくらいしか読んだことがありません。藤沢周平作品はNHKドラマで「風の果て」を観賞していたくらいで。ちゃんと読破できるかちょっと心配ですが、いい作品が多いそうなのできっと大丈夫なんでしょう。

ところで、伯父が藤沢周平作品を引き出しているのを見ていたら、夏樹静子著「霧氷」が目に付きました。なんとなく気になったのでそれも貸してもらって、まず先に読み始めました。

乳飲み子で障害のある我が子を殺してしまった由香と、シングルマザーを決意する陶子。
読み進めていると、推理小説ではあるのですが、大人の女性としての生き方など、身につまされる思いがしてきました。

そして、私が今この作品を読むのにはとても良いタイミングでした。視界に入ってなんとなく気になったのも、偶然ではなかった??